「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な水木さんが、1978年に書いた自伝です。
戦前から戦中、戦後の時代が良く分かる内容でした。
紙芝居から貸本、マンガと沈む船から次々と渡り歩く姿が
心に沁みました。
最初は、どんなに頑張っても儲からない日々が続いて、
それでも頑張り続けて、成功して良かったです。
あとがきに書いてありましたが、
「好きなことをやるにしても、ねばり強く努力することが大事」との言葉が
心に残りました。
これと最終章の「南の島の天国」とは、相反する気もしますが、
どちらも正解なのでしょう。
場所というか環境によって、正解が違うのでしょう。